春の宵。
2013年 04月 27日
“雨が、あがつて、風が吹く。
雲が、流れる、月かくす。
みなさん、今夜は、春の宵。
なまあつたかい、風が吹く。”
・・・と言えば、中原中也の「春宵感懐」。昔から大好きな詩。
次に好きなのは、というか同じくらい好きなのは
“ではみなさん、
喜び過ぎず悲しみ過ぎず、
テムポ正しく、握手をしませう。”
の「春日狂想」。悲しい詩なんですけどもね・・・・・
いやしかし、もうじき四月も終わりだというのに
現実の春の宵はどうにもこうにもひんやりしています。
日中は陽があたればそれなりにあったかいのだけど。
こんな時に体調崩し易いのでしょうかね、気を付けねばいけませんね。
・・・・・そういえば。
“春になると心がふさぎがちになる・・・
色で言うと、群青にビリジアン混ぜたような。”
と発言したのは、私の母。
なんじゃそらと思いつつも、なんとなくわからんでもないような。
そして結局春が来るたびに思い出してしまうという。
by mumaro_2
| 2013-04-27 22:37
| 日常